2005年02月27日

ベルセルク 第252話 『野の白百合』

「ファルネーゼ様はここには戻れなくなりました――」予想もしなかった台詞と共にセルピコが持ち出したのは、 一通の書状とシールケがファルネーゼに貸し与えていた銀の短剣と鎖帷子であった。その書状には、 船一隻と必要な船員の手配を求める旨が認められているのだという。セルピコはそれらを一行に手渡し、 一行の街での必要経費は全てヴァンディミオン銀行で負担することを告げると、後はもう何も話そうとはせずにそのまま立ち去るのだった。
宿屋に残されたガッツらは、セルピコの木で鼻をくくったような対応に釈然としないものを感じて、二人の状況の変化をあれこれと推測する。が、 結局は推測の域を出るものではなく、イバレラ&パックによる偵察作戦が敢行される。 広大なヴァンディミオン邸に侵入した二人がそこで見出したのは、ファルネーゼだけではなく彼女の許嫁者の姿であった。 マニフィコ兄の大学時代からの友人で、イースの王族第三位継承者にしてイース海軍の艦長というその若者とファルネーゼとの会話を確認した二人は、 急ぎ宿屋に帰還する。
二人の話を聞いたイシドロは激しく憤慨するが、一人ガッツは冷静に状況を分析し、それが政略結婚であることを見抜く。 「あいつが自分で決めたことだ……と言いたいところだが」今までとは異なり、ファルネーゼを突き放すことに躊躇を見せるガッツ。 そこにセルピコがもたらした書状で遊んでいたキャスカが、誤って焚き木の中に落として焼失させてしまう。 それを見たガッツは遂にある決断を下すのだった。続きを読む
posted by 仙道勇人 at 09:06 | Comment(0) | TrackBack(3) | ベルセルク

2005年02月10日

ベルセルク 第251話 『庭園にて』

ファルネーゼ不在の穴は想像以上に大きなものであった。 ガッツの看病に加えキャスカの世話まで一手に引き受けることとなったシールケの負担は桁違いに大きくなっていた。
一方、屋敷に留め置かれる形となったファルネーゼは、久しぶりに「令嬢」として不自由のない生活を味わっていた。 「何もできない自分の存在などは一行のお荷物にすぎない――」幾度となく繰り返されたであろう自問が、 今やファルネーゼに屋敷での安寧な生活を受け容れさせる免罪符になりつつあった。
そんなファルネーゼに近づき、彼女が旅の仲間のために船が必要なこと、更にその船がどうしても調達できないので、 父に助力を乞うために屋敷に戻ったことを言葉巧みに聞き出した兄マニフィコは、咄嗟に彼女を利用した計略を思いつき、 ある条件と引き替えに船の提供を申し出るのだった。
宿では手助けする者もなく、シールケの孤軍奮闘が続いていた。そこに綺麗な衣服を身に纏ったセルピコが戻ってくる。 小脇に大きな包みを抱えたセルピコは、一行に船の手配がついたこととファルネーゼがここには戻れなくなったことを静かに告げるのだった。

続きを読む
posted by 仙道勇人 at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(2) | ベルセルク

2005年02月02日

【漫画】ベルセルク 第250話 『ヴァンディミオン』

魔術とは、単に呪文を唱えたり、象徴を描けばいいというものではなく、それらに呼応させてイメージを連鎖させることで初めて効力を持つ―― 。シールケはファルネーゼにリンゴを差し出しながら、魔術の基礎の基礎を語り始める。……幽界でことを為すには、 自分を見失わないために自分の心、すなわち"幽体"を肉体の写し身として固着しなければならず、揺るぎなく安定した写し身――"光体"―― を身につけなければなりません。光体を身につけるための初歩として、このリンゴを使って「心に事象を具体的に思い描く」 ための基礎練習を繰り返してください……。

シールケによるレクチャーが一通り済んだ頃、船の調達に奔走していたセルピコとイシドロが戻り、不首尾を告げる。 寝台で横になったまま報告を聞くガッツは、これまでとは勝手が違い過ぎる状況の困難さを改めて認識しながらも、打開策を探そうと一人思案する。 その様子を間近で見ていたファルネーゼは、意を決して自分に任せてもらえるようガッツに申し出るのだった。

ヴァンディミオン家の力で船を調達しようと考えていたファルネーゼは、しかし、久しぶりに再会を果たした父親から痛烈な叱責を浴びせられ、 自身の思いを上手く伝えられないのだった……。

続きを読む
posted by 仙道勇人 at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | ベルセルク

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。