2005年11月30日

「天空の草原のナンサ」関連情報

天空の草原のナンサ子供に愛情をもてない母親らくだへの音楽療法を捉えたドキュメンタリー「らくだの涙」 のビャンバスレン・ダバー監督の新作『天空の草原のナンサ』が公開される。

『天空の草原のナンサ』はビャンバスレン・ダバー監督が祖母から聞いた昔話とモンゴルの伝承「黄色い犬の伝説」を下敷きにした物語で、 モンゴルの美しい風景と遊牧民の伝統的な生活風景を描いた作品。本作で重要な役を担う子犬ツォーホルは、 本年度カンヌ映画祭でパルムドッグ賞(犬の演技の優れた作品に贈られる)を受賞するなど、犬好きには要チェックの作品と言えそうだ。

本作の公開に先駆けて、オリジナル・サウンドトラックと原案本が発売される。

「天空の草原のナンサ」オリジナル・サウンドトラック
12月21日発売/発売元:ビクター/全16曲収録/価格:2,520円(税込)/VICP-63250
モンゴルの雄大な自然と、映画から抜け出したようなナンサのかわいらしさが満載の豪華フォト・ ブックレット付!/ピクチャー・レーベル仕様
優しさと懐かしさにあふれた情景に響く、スピリチュアルな伝統音楽の数々。
2006年は日本におけるモンゴル年!音楽で触れるモンゴルのガイドCD。

「天空の草原のナンサ」原案本
12月中旬発売予定/発売:アーティストハウス
ビャンバスレン・ダバー、リザ・ライシュ著/予価:1,470円(税込)

『天空の草原のナンサ』
12/23より
日比谷シャンテ シネにてロードショー公開
http://www.tenku-nansaa.com/

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posted by 仙道勇人 at 03:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新着情報

2005年11月24日

「TAKESHIS'」を観る

 

えー、INTROの方で 「TAKESHIS'」のレビューを更新しました。
なんと言いますか、ヒジョーに疲れる映画です。
北野映画好きな人、通称キタニストな人以外は余りお勧めできないです。
前衛映画の範疇に入る作品なんで、
その手の映画に免疫がない人もやめた方がいいです。
映画はヨーロッパ系よりもやっぱハリウッドだよなぁ〜
と思っている人もやめた方がいいです。
映像を映像そのものとして愉しむ術を持ち合わせていない人、
或いはそうした視点で映画を観る自信のない人もやめた方がいいです。

この映画を心から愉しみ、
作品世界に浸って素晴らしいと言える、
そんな映画者に私もなりたいなあ。

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posted by 仙道勇人 at 23:41 | Comment(1) | TrackBack(0) | 劇場鑑賞報告

「欲望」を観る

作品自体は随分前に試写で拝見していたのですが、
いろいろと忙しくてエントリーできずに公開日を過ぎてしまいました。。。

学校図書館司書の類子は、教師の能勢との不倫に溺れていた。ある日、能勢と立ち寄った小石川後楽園で、 中学時代の親友阿佐緒と偶然再会した類子は、それが縁で阿佐緒が結婚するという精神科医袴田との披露パーティに出席することになる。 そこで類子は、同じく中学時代のクラスメイト秋葉正巳に再会する。正巳は家業を継いで袴田邸の造園を手がけていたのだ。以降、 三人は旧交を温めるように頻繁に会うようになる。高校時代に遭った交通事故の後遺症で性的不能者になっていた正巳は、 阿佐緒に対する性的な憧れを口にする一方で、類子に惹かれていくのを止められない。そしてある晩、ついに正巳は類子を抱きしめるのだった…… 。

類い希な美貌を持ちながら、
一生女と肉体的に交わることの出来ない青年に対する
精神的な官能を描いたこの作品は、
小池真理子の同名原作小説を映画化したもので、
資料によると小池真理子が涙を流して絶賛したとか。
まぁ、原作者による絶賛の声なんてのは、
いわゆるリップサービスとしてありがちみたいなところがありますが、
これは強ちサービスでもないような感じがしますね。

と言うのも、この作品はかなりの部分
原作に忠実に映画化しているという印象を与えられたからなんですな。
特に台詞まわりは、ほぼ原作テキストをそのまま使っているんじゃ?
や、恥ずかしながら原作は未読なので断定は出来ないんですけども。
ただ、作品の基幹となる「三島由紀夫の世界」を
きっちり押さえた上での映像化となっているので、
原作者ならこれは相当嬉しいんじゃないかな、という気がしたのですわ。
何せ自分の書いたテキストが、人物が生身の肉体をもって
語り、嘆き、食い、セックスをしている様子を見せてくれたわけですから。

ただ、それが「映画」として成功しているかと言うと、
これは否というしかないんですよね。特に顕著なのがやはり台詞。
まぁ、要するに人物の言葉遣いが妙に思弁的で文語的なので、
非常にギスギスした、不自然で生硬な印象を与える対話になってるんですね。
主要な人物がみんなそういう話しぶりで物語が進行していくので、
観念ばかりが浮き上がった、
生身のリアリティの欠落した造形になってしまってるんです。

はっきり言って、これは映画としては明らかに失敗で、
同じ物語を描くにしても小説と映画とでは、
そのドラマトゥルギーが根本的なところで全く異なるものである
ということを証明しているような作品になってしまってるんですなぁ。
多分、文字で書かれた台詞を読む分にはそれ程違和感はないと思うんですが、
それを役者が語り出した瞬間に強烈な違和感を与えるものになってしまうという……。

でもだからと言って、本作が煮ても焼いても食えないような愚作か
というとそれはまた違うんですな。
まず一つは、やはりあからさまに三島由紀夫自身をモデルにしたと思われる、
秋葉正巳という存在と物語全体にちりばめられた三島に対するオマージュが
一応きちんと噛み合ってるんですね。
まぁ、最後はちょっと疑問を感じるところもないではないんですが、
総じて上手く処理してある。

次に面白いのが高岡早紀の昼メロチックなホラー感バリバリの存在感(笑)。
ハッと気がついたら後ろに立っていた、なんていうシークエンスは
あからさまに昼メロチックで面白いったらないんですわ。
や、役どころは結構悲痛で哀れな女で、
演技そのものはかなり酷いんですけども。

でもそんなことよりも何よりも、
本作の最大の収穫はなんと言っても

女優・板谷由夏の発見にありますね、やっぱり。

板谷由夏というと、近作では「運命じゃない人」で
不二子ちゃん的小悪魔女を飄々と演じていて記憶に新しいんですが、
本作の彼女は本当に素晴らしい。
正直、彼女の存在一つで本作を映画たらしめた、 と言えるくらい。
大胆な濡れ場が話題になってますが、
それだけに限らず全編を通じて彼女の肉体が
このどうしょうもなく観念臭のキツい脚本に
肉体的な生々しさを与えたと言っていいでしょう。
上で「生身のリアリティの欠落した造形になってしまってる」と書いたように、
他の人物とは決定的に違うものが濃密に匂い立っているんですわ
ここまで確かな存在感を発揮する女優って、
最近ではちょっと記憶になくて、
彼女無しではこの作品は成立し得ないといった感じなんですわ。
とにかく凄い。奔放で激しい性愛場面なんかも勿論ですが、
それ以外の日常的な、スタティックな場面で
ふと滲ませてみせる情感なんかは、
これぞ「女」だといった気迫というか迫力というか、
そういった根源的な部分を体現しているような確かな存在感が
画面からひしひしと伝わってくるんですよね。
物語云々より、スクリーンの彼女に本当に釘付けにさせられてしまいました。
まだまだ知名度の高い女優とは言えませんが、
この人の動向は今後も目が離せないですわ。

板谷由夏。今後の邦画に於いて
絶対に忘れてはならない人なりますぜ。
その彼女の姿を拝む為だけでも、本作は観る価値があると断言しますわ。
うーむ、ちょっと惚れてしまいましたね。

それにしても不能者であることを暗示しているのか
正巳の腰というか尻にタトゥーがあって、
それがものすっごい気になったんですが、原作にあるんですかねぇ。。。

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欲望 2005 日本
監督:篠原哲雄
原作:小池真理子
脚本:大森寿美男 川崎いづみ
出演:板谷由夏 村上淳 高岡早紀 利重剛
    大森南朋 中村方隆 内田春菊 水木薫
    筒井康隆 中村久美 吉田日出子 津川雅彦 他
http://www.yokubo.jp/
アミューズCQN他にて公開中

 

posted by 仙道勇人 at 02:33 | Comment(10) | TrackBack(11) | 試写報告

2005年11月19日

「ミート・ザ・ペアレンツ2」とその他いろいろご連絡

すっかり放置気味でどうもすみません。
諸々お知らせでございます〜〜。

明日のためのその1。
メルマガ配信しました。
今回のお題は「ミート・ザ・ペアレンツ2」。
疲れた脳味噌には本作のおバカワールドが心地好く、
なかなか楽しませていただきました。
前作から引き続き、
ロバート・デ・ニーロの超偏屈ぶりと元CIAという過激な側面が愉快なんですが、
今回はこのデ・ニーロが初孫にメロメロになっているということで、
爺馬鹿ぶりを炸裂させてて笑えます。
本作では、新キャラでダスティン・ホフマンが参戦。
ファンキーパパをのびのびと演じて
こちらもデ・ニーロに負けないくらい笑かしてくれます。
まぁ、デ・ニーロにしろ、ダスティン・ホフマンにしろ、
よもやこんなおバカな作品で共演することになるとは
想像だにしなかったことでしょう……。
ハリウッド一の困り顔、ベン・スティラーは、今回はかなり控え目。
それでもやっぱり基本はデ・ニーロVSベン・スティラーではありますが、
やはり彼の両親役である
ダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンドのキャラが立ちすぎてて、
ベン・スティラーの存在がすっかり霞んでしまった感がありますな。
ま、全体的に笑える作品になっているので、気晴らしにはもってこいと言えましょう。

ミート・ザ・ペアレンツ2 2004年 アメリカ
監督・製作:ジェイ・ローチ
脚本:ジョン・ハンバーグ ジェームズ・ハーツフェルド
出演:ベン・スティラー ロバート・デ・ニーロ ダスティン・ホフマン
    バーブラ・ストライサンド ブライス・ダナー テリー・ポロ 他
  
http://mtp2.com/
11月26日より、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズ他にて公開

 

明日のためのその2。
INTROの方で、田尻 裕司監督インタビューの第一弾が掲載されてます。
田尻 裕司 監督は、ピンク映画でその人ありと言われる実力派。
ピンク映画と聞いてちょっと引いたあなた、ピンク映画を馬鹿にしちゃいけません。
シビアな撮影条件が要求されるピンク映画は、
日本映画の裾野を支える存在の一つなんですから。
この業界から明日の邦画界を背負って立つ才能が
いつ現れてもおかしくないわけですよ。
田尻監督はその筆頭的な存在と言えましょう。
お話を脇で伺っていたんですが、
刺激的な言葉がぽんぽん出てきて思わず聞き入ってしまいました。
(写真撮れっちゅー話なんですが、汗)
今回は第一弾として、田尻監督が初挑戦した
ホラー映画「孕み〜白い恐怖」について語っていただいております。

『孕み〜白い恐怖』 
監督:田尻裕司
脚本:佐藤有記
出演:前田亜季 矢口壹琅 高瀬アラタ 中山玲
   磯貝誠 はやしだみき 今井悠貴 絵沢萠子
公式:http://www.harami.jp/
渋谷シネ・ラ・ セットで11/19(土)〜12/9(金)にて、連日21:30よりレイトショー公開

 

明日のためにその3。
ベルレビューも気がついたら二話分溜まってますね(汗)。
一応、どっちもあらかた書けているんですが、
アップする時間がなかなか取れません。
覗きに来てくれている方、本当にごめんなさい。
もう少しお待ち下さいねー。
あと、今後の予定としてはベルセルクのコンテンツを独立させようかと思っています。
その時はまたご報告させていただきまする。

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posted by 仙道勇人 at 21:45 | Comment(2) | TrackBack(5) | 試写報告

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