2005年04月09日

ベルセルク254話『舞踏会』

舞踏会は、戦時下とは思えないほど壮麗なものであった。 そこにはヴァンディミオン家との繋がりを深めたい一心の追従者達が溢れていた。その光景を苦々しげに眺めるマニフィコとロデリックの前で、 ちょっとした諍いが起こる。それは今は亡きミッドランドの旧家臣同士のものだった。 ミッドランドの領地の奪い合いになっている現在の情勢をロデリックに説明するマニフィコは、 零落したミッドランドの家臣達の姿と自身を重ねて自嘲気味に同情する。対するロデリックもまた、その先見性ゆえに父王や臣下達から疎まれており、 その胸中は複雑だった。

互いに髀肉の嘆を託っていたマニフィコとロデリックは、似た境遇から共闘を誓い合っており、 その絆を一層強固なものにする為にファルネーゼの存在は欠かせないものなのだった。 マニフィコの狙いは、父親を出し抜いて婚約を既成事実化してしまうことにあった。が、当のロデリックはそうした権謀術数などどこ吹く風、 支度を調えて現れたファルネーゼを連れて踊りに行ってしまう。

そこに少し遅れて母が現れ、マニフィコを大いに慌てさせる。 母はマニフィコが何かを画策していることを即座に感じ取ると、「……あの子は男達の計り事に治まるような女ではないわ」 とファルネーゼに関する忠告を与える。去り際、母は陰の方にひっそりと待機していたセルピコを見咎めて声を掛ける。そして、 十年以上ファルネーゼの側近くに仕えていると聞くや「……となるとあなたもそうとう歪ね。そういう者同士は離れられないわ、 絡み凭れ合わないと立っていられないから」と話し、「これからもファルネーゼをよろしくね」と言って去っていく。 その洞察力の鋭さにひたすら感心するセルピコだったが、闇夜に浮かぶ二つの煌めきが遠離っていくのを見逃しはしなかった。

その頃、舞踏会会場の入り口では、ファルネーゼの馬車を追ってきたガッツ一行が、 誰何の声にも構わず正面から中へ入っていこうとしているのだった……。


 
うーむ、やっぱりファル母はこのキャラで押し通すみたいですな。マニフィコがやたらと狼狽しているところから見ると、 相当嫌な思いをさせられた口なのでしょうかね。まぁ、あれだけなんでもお見通しじゃ、 何をやっても見透かされてしまう恐ろしい母ちゃんだったのでしょう。ベッドの下に隠していたエロ本が、 帰宅してみたら勉強机の上にきれいに並べられて戦慄したことも一度や二度ではなかったはずw

ま、お見通しキャラでもいいんですが、現在のところ母の行動原理がよくわからないんだよね。一応、「ヴァンディミオンの男は……」とか 「男達の計り事に……」といった発言をしているところから考えると、「男(達)」に対する拘りというか、 憤りみたいなものを強く抱いていそうな気配。もしかしたら、いつもふんぞり返っている男共に、 一泡吹かせてやりたいという気持ちが強い人物なのかもしれないけど。こう考えると、気ままに南の島に旅行するのも、 幼少のファルネーゼが父を困らせていたことに溜飲を下げていたのも、一本の線で繋げられるような……。勿論、 今後あるであろうファルネーゼの出立も、それがヴァンディミオン家に泥を塗る行為なのであれば、喜んで協力しそうな予感。まぁ、妄想だけど。

それにしてもロデリックはナイスガイだなー。なんだかハリウッド映画に出てくる「アメフト部所属の学校の人気者」みたいなキャラだ。 しかも、当人は普通にファルネーゼを憎からず思っているようだし。ファルネーゼの思い人がガッツであると悟るような状況があるとしたら、 どういう反応を示すか結構楽しみかも。

さて、漸く入り口に辿り着いた一行。やっぱりと言うか、当然と言うか、先頭はシールケ。ま、 誰何される度にシールケが気を逸らすことになるんだろうけど、その戦法は人多すぎで無理があるんじゃないの?とか普通に思うんですが。 仮装舞踏会だったら入り口さえクリア出来れば……って感じで問題なさそうだけども、なにせ正装舞踏会だしねえ。一応、 セルピコが一行の到着を把握しているみたいなので、上手い具合に待合室かなんかで話が出来るようにしてくれるんだろうか。

ま、当面活劇シーンはお預けだな……( ´ー`)y-~~

posted by 仙道勇人 at 12:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | ベルセルク
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