2005年05月29日

ベルセルク256話『決闘(DUEL)』

 柱の存在をものともせずに、ガッツの振るうドラゴン殺しがセルピコに襲いかかる。それでも、 剣撃の威力を弱めるには十分なものだった。セルピコはある時は柱を楯に、 またある時はドラゴン殺しが柱を喰らうのを見定めて反撃を繰り出していく。 全てはガッツとドラゴン殺しの力を見極めた上で周到に練られたセルピコの計算の内だったのである。そして、縦横の動きを封じられたガッツが、 やがて「突き」を仕掛けてくるであろうことも。

 自身の使う細身の剣では狂戦士の鎧を貫くことは不可能――それがわかっていたセルピコは、ガッツが繰り出すであろう突きを躱せさえすれば、僅かな急所を狙うことができると踏んでいたのだ。そして、その狙い通りに会心の一撃をガッツに放つセルピコ。だが、それはガッツの鋼鉄の義手によってあっけなく阻まれてしまう。セルピコの狙いを読み切っていたガッツは、握りを逆にすることでセルピコの攻撃を難なく躱してみせたのである。

 攻守共に圧倒的な力量を見せつけるガッツと対峙したセルピコは、その強さを改めて認めざるを得ない。だがそれでも、攻撃の手を緩めるわけにはいかないのだ。セルピコは思う。これまでの自分は――環境に順応し、与えられた立場を全うすることを自身の流儀とすることで、理不尽の中に平穏を保っていた自分は、単にそうすることで心を麻痺させていただけにすぎなかったことを。そして、ガッツと旅をする中でファルネーゼが変わったように、自分もまた変えられていたことを。セルピコはファルネーゼがガッツに変えられていくことに無力感を募らせる一方で、それが嬉しくもあった。だが、だからこそファルネーゼが狂戦士化したガッツの手にかかることだけは許すわけにはいかないのだった。それこそがこの愚行とも言える無謀な決闘を挑んだ理由だったのである。

 既に周囲の柱はガッツの振るうドラゴン殺しによってあらかた切り崩され、セルピコが躱せる余地は限界に達そうとしていた。覚悟を固めるセルピコに、ガッツのドラゴン殺しは容赦なく襲いかかってくる。その横薙ぎの一閃を、セルピコは下半身を持ち上げるようにして辛うじて躱してみせる。すると同時に、天井が音を立てて崩れ始めた――。セルピコの真の狙いはまさにこれだった。支えを失って天井が落ちてくる瞬間に、ガッツに隙が生じることを期していたのである。……だが、ガッツは全く動じることはなかった。ドラゴン殺しの腹を頭上に掲げるように持ち替え、降りかかってくる瓦礫をものともせずに、そのままセルピコに一撃を見舞わすのだった。 

 


長かったー。待ちに待ったガッツVSセルピコ戦!
やはりセルピコの策士ッぷりが際立ちますな。
ただ、それ以上に凄まじい強さを見せつけるガッツがとにかく圧倒的。
なにせドラ殺で「突き」ですからねえ〜。
普通の人間じゃできない芸当ッス。
人間離れしているのは相変わらずですが、
やはり踏んでる場数が違いすぎるといった感じですな。
セルピコもかなり頑張ってはいるんですが、
クレバーではあってもやはり机上の想定に基づいているので、
想定を越える動きをされた場合、
どうしても対処できない部分が出てしまうのは
やむをえないのかもしれんです。
「突き」を誘って急所を狙う戦法を阻まれた時は、
まだ最後の「天井落とし」が残っていたので
そこに望みを託す方にシフトできましたが、
それをああいう形で阻まれてしまった以上、
この勝負はガッツの詰め勝ちといった感ありです。

まぁ、セルピコ自身勝てると思って挑んだ勝負ではないでしょうが、
やはりマカラ戦後に暴走してこちらに刃を向けてきた
狂戦士化ガッツの姿がよほど戦慄的なものだったのでしょうなあ。
一旦戦列を離脱した以上、あれの危険に再び近づけさせたくない
というセルピコの気持ちはわからなくはない。
ファルネーゼがガッツに惹かれていることを知っていれば尚更でしょうし。

また、ここで仮に自分がガッツの手にかかったとしても、
それはそれでファルネーゼをガッツから
決定的に引き離す要因になるということを
踏まえた上での決闘申し込みとも考えられますね。
勝っても負けても、ファルネーゼから危険を排除できるという点で、
或いはこの決闘、ガッツが申し出を受けた時点で
セルピコは勝利を確信したかもしれんです。
ただこれは、ガッツがとどめを刺すほどの非情な男である
という想定に基づいたもの。
対ロシーヌ戦時の黒ガッツの頃なら、間違いなくそうしたでしょうが、
今のガッツではそこまで非情にはなれないような気がします。
セルピコやファルネーゼが旅を通じて変わっていったように、
ガッツもまた、彼らと旅をする過程で変わっていったことに
彼はどうやら気がついていないみたいです。
恐らく最後に振り下ろされようとしているドラ殺は、
嘗てグリフィスと対峙した時にガッツがそうしたように、
寸止めされてセルピコの完敗という形で
決着がつくような気がしますが果たして如何に。

それにしてもラストカット、
ドラ殺の腹をセルピコに叩きつけようとしてますが、
切られるよりも更に凶悪な殺し方だと感じたのは自分だけっすか?
蝿とかゴキブリみたいに叩きつぶされるって
想像しただけでちょっと……(笑)。

posted by 仙道勇人 at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(4) | ベルセルク
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