2005年08月21日

ベルセルク第260話『乱入』

 突然現れたガッツに、妖虎は敵意も露わに威嚇の唸りを上げる。しかし、妖虎の威嚇など些かも意に介するそぶりも見せず、 ガッツは背中からドラゴン殺しを引きずり出し、ピタリと妖虎に狙いを定めて対峙する。 その場に居合わせた者達は化け物に敢然と戦う意志を示すこの戦士の出現に色めき立つ。何より人々の注意を惹いたのは彼が手にする得物―― 剣というにはあまりにも大きく、大雑把な鉄の塊そのものの方であった。その場の空気を圧する威容と途方もない存在感を誇示する大剣に、 人々が微かな希望を抱く中、オーウェン卿だけはガッツその人に覚えを感じるのだった。

 「来いよどら猫。猫じゃらしがいるか?」不敵に言い放ったれたガッツの言葉に誘われるように、妖虎は猛然と挑みかかってくる。 それをガッツは一刀の元に両断してみせる。いとも容易く妖虎を仕留めたガッツの鮮やかすぎる剣捌きに、その場にいた全ての者達が唖然とし、 その次の瞬間に期せずして歓声が上がる。

 「見事な手並み!さぞや高名な騎士とお見受けしたが……何処の軍の……」そう言いながらすり寄ってくる貴族の一人を、 ガッツはにべもなく撥ね付ける。「まだだ、まだ終わってねえ」ガッツの言葉を測りかねた貴族が、その真意を問い質そうと口を開いたその時―― 新たにホールに飛び込んできた妖虎の群れにその貴族は屠られてしまう。

 妖虎の大軍を目にした人々の間に、再び動揺が走る。その頭上を颯爽と飛び越えて、 ファルネーゼを伴ったセルピコが仲間の元に帰還する。それを見届けたガッツは一行に撤収を促すが、 ガッツの言葉にファルネーゼは咄嗟に異を唱える。「ここには私の肉親がいるんです。どうか……」ファルネーゼの必死の懇願を、束の間、 ガッツは理解できないかのように見つめ返す。しかし、シールケにも非難されたガッツは渋々承知するのだった。

 そのやり取りを見ていたセルピコは、早速シールケを促す。が、その言葉が言い終わる前に、シールケは敵術者の気を探り、 既に居場所を補足していた。シールケの指示に従い現場に赴こうとするセルピコに、ファルネーゼは何かを言いたげに声を掛ける。それに対し、 セルピコは皆まで言わせず「さっさと済ませて戻って参りますので」と言い残して風と共にその場から消えて行く。居残ったガッツは「ま、 回復を図るにゃ丁度いいか」とぞんざいに言い捨て、妖虎の群を片っ端からなます切りにしていくのだった。



 またもや一週間遅れの更新ですー。
まぁ、今回は取りたてて書くこともないんですが(笑)。
ドラゴン殺しを振り回すガッツに喫驚の図が、なんだかやけに新鮮です。
いや、至って普通の反応なんですけどね(笑)。
しかし、妖虎の次は鉄塊を無造作に振り回す怪人登場、
更にはエアーウォークを決める人間まで出現と
現場の人々はもう何がなんだかさっぱり分からんといったところでしょう。
その中でもガッツの勇姿にファルママのアンテナが反応した模様。
うーん、この後セルピコと共に一絡み(勿論からかい風味で)ありそうな感じですなあ。

反応と言えば忘れちゃいけないオーウェン卿。
姿格好は変わっても、やはり思い出しそうですね、こりゃあ。
まぁ、仮に正体を問い質しても、ガッツは黙して語らないでしょうが。
しかし、この一件はガッツが歴史の表舞台に出てくる布石になるのかもしれません。
どう転がるのかは未だわかりませんけど。

とりあえずアレだ。
マカラみたいな弩級の魔道生命体登場!
街が崩壊し始める中、新鷹の団登場!
みたいなことにならなけりゃいいですけどね。
この現状をどういう形で収束させるのか、ちょっと楽しみです。

posted by 仙道勇人 at 15:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | ベルセルク
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#260 - 乱入
Excerpt: 牙をむく妖虎の目の前で、ガッツは剣を抜く。大上段から振り下ろされたドラゴン殺しは、唸りを上げ、足元の霧を巻き上げる。
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Tracked: 2005-08-21 23:24
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