いつの間にか公開していた(や、単に失念してただけですが)
ホ・ジノの新作「四月の雪」を近所のシネコンにて。
いやー、レディース・デイってのもあるんでしょうが、
ヨン様&ジョニデのダブル効果のせいで人人人でエラいことになってますた。
とはいえ、座席的には三席独占でゆったりと鑑賞。
フロアのあの人混みはなんだったんだ……。
で、作品なんですが、うーむ。
これ、本当にホ・ジノの作品なの?つうくらい凡庸極まりないぞ。
大体、ホ・ジノってこんなに役者のアップを多用する画作りする人だったっけ?
これじゃ、ヨン様人気に当て込んだアイドル映画と揶揄されてもしょうがないんじゃあるまいか。
正直、ホ・ジノが撮る必要なんてあったんだろーか……。
物語は、事故によってお互いの伴侶が不倫をしていたことを初めて知った男女が、
降って湧いたような事実に戸惑いながら、
同じ境遇から互いの心の隙間を埋め合うように惹かれ合ってしまうという不倫劇。
冒頭から序盤にかけてはホ・ジノ的な雰囲気で実にイイ感じなんだよね。
状況説明だけで問題の核心(伴侶の知られざる不倫)を
ジワジワ炙り出していく静かな語り口というかね。
でも、本当にそれくらいしか観るべきところがないってのはどういうことよ(涙)。
後はもう、やたらめったらヨン様に寄りまくるカメラワークのオンパレード。
男女の機微とかドロドロ情念とかを掘り下げるでもなく、
ただただ乳繰り合ってるだけにしか見えん。
ヨン様とソン・イェジンがひっつくのも、
必然性というか説得力があんまりないし、
ひっついた後もお互いに意識不明の伴侶がいるという
「現実の切なさ」みたいな部分が申し訳程度にしか描かれていないので
メロドラマとしても不完全燃焼。
あれだ、この作品には「不倫」というシチュエーションの背徳感とか
互いの存在に溺れるような陶酔感とか官能性というものが
すっぽり抜け落ちてるんだなあ。
どうも全編を通じて小綺麗にまとめ過ぎで、見応えがないんだよね。
ヨン様ファンには最高の映画かもしれんけど、
ホ・ジノファンにとっては悪夢のような作品なんじゃないの、これ。
個人的に本年度ナンバーワンの肩透かし作品だ。
結構楽しみにしてたのになあ〜〜〜。
四月の雪 2005年 韓国
監督・脚本:ホ・ジノ
脚本:シン・ジュノ、イ・ウォンシク、ソ・ユミン、イ・イル
出演:ペ・ヨンジュン ソン・イェジン イム・サンヒョ リュ・スンス 他
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