2005年10月14日

「ドア・イン・ザ・フロア」を観る

うーあー、またまた更新に間が空いちゃってすみません。

さて、本作「ドア・イン・ザ・フロア」は、
J・アーヴィングの原作小説「未亡人の一年」を
アカデミー女優の美熟女キム・ベイシンガーと
アカデミーに4度のノミネートという実績を誇る燻し銀ジェフ・ブリッジス
の競演で映画化した作品。

あらすじ
著名な児童文学作家テッド(ジェフ・ブリッジス)と妻のマリアン(キム・ベイシンガー)は、 一人娘のルースと共に裕福な生活を送っていたが、ある事情から海辺の自宅と町の書室を一日おきで寝泊りするという奇妙な別居生活を始める。
ある夏、ある目的のために、作家志望の高校生エディを住み込みの助手として雇ったテッドは、創作活動よりも浮気に精を出す。 そんな彼の傍で過ごすエディは、ルースと親しくなる一方で、悲しげな雰囲気を湛えたマリアンに次第に惹かれていく…。

と言うわけで、本作の売りは
キム・ベイシンガーとジェフ・ブリッジスによる
「大人の男と女」の愛と絆を描いたと言うことなんですが……。
まぁ、確かにそういう面も含まれているんで、
それが「嘘」だとは言いませんが、
必ずしもそれが主軸として描かれているわけではないんですよね。
夫婦の問題や家族の問題も当然描かれているんですが、
寧ろ主軸として描かれるのはエディとマリアンの関係なんですよ。
ぶっちゃけちゃうと、青年の性の目覚めですよ。
なので、「大人の男と女の愛と絆」というのを真っ正面から
描いたものを期待するとちょっと肩透かしを食らう可能性が大きいでしょう。

この様々な問題を孕んだ複雑な関係性を、
アーヴィングお得意のユーモアとシリアスが渾然一体となったスタイルを
忠実に再現しながら描こうというトッド・ウィリアムズ監督の意図は、
まぁ、わからなくはないんですが、一言で言うとチグハグなんですよね。
役者・映像は良いんですが、
どうにも編集と構成のバランスがかなり悪いのですな。
物語の根幹にあるもの自体は重たいものなんですが、
このチグハグな演出のせいで、話を落とし切れておらず、
ラストに響くものがないんですよ。
これなら、もっと素直に単純な青年の通過儀礼の物語として
割り切って組み直しちゃった方が良かったのでは?
「大人の男と女の愛と絆」も「青年の成長物語」としても、
中途半端でグダグダになってしまってますな。

本作にはあのダコタ・ファニングの実妹エル・ファニングが
出演しているんですが、これが姉にクリソツ!!
ビキニ姿ではしゃぐ姿とか裸にシーツ一枚とか
ロリには悶絶モノのシーンがなぜかてんこ盛りで、
そっち方面では余りにも危険な作品と言えましょう。
叫び方なんかもそっくりなんで、
きっとこの子も姉同様、天才子役の名を欲しいままにするでしょうね。
今後の成長が楽しみです。(あ、もちろん役者としてですから!)

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ドア・イン・ザ・フロア 2004年 アメリカ
監督・脚本:トッド・ウィリアムス
出演:キム・ベイシンガー ジェフ・ブリッジス
     エル・ファニング ジョン・フォスター 他

http://www.herald.co.jp/official/door/index.shtml
10月22日(土) より 恵比寿ガーデンシネマほか全国ロードショー

posted by 仙道勇人 at 00:25 | Comment(2) | TrackBack(13) | 試写報告
この記事へのコメント
面白かった、原作を越えたと思いました。
Posted by あん at 2005年10月15日 17:41
あんさん、いらっしゃいませ!
「原作を越え」ちゃいましたか……。
実は恥ずかしながら原作未読なんです。なので、原作との比較は出来ないのですが、映画単体として観ると少々厳しいかなあというのが率直な感想です。
Posted by 仙道 at 2005年10月16日 07:28
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