2004年05月14日

【漫画】 ベルセルク 第240話 『怪霧』

ガッツ、イシドロ、セルピコの三者は、シールケの術が完成するまでの時を稼ぐべく、 わらわらと寄ってくるワニ兵士達を切って切って切りまくる!しかし、満月の力を借りて絶好調のイシドロ、セルピコをよそに、 ガッツだけはワニ兵士とは別物――狂戦士の鎧――との対峙を強いられているのだった。狂戦士の鎧が誘う獰猛な力の渦に呑み込まれぬよう、 剣の一振り一振りに全神経を研ぎ澄ませるガッツ。ようやく術が完成し小屋に結界が張られるが、 シールケはワニ兵士は肉体を持っているがゆえにそう長くは持ちこたえられないことを三人に告げる。そして、 ワニ兵士ではなく群れをコントロールしている術者そのものを討てばいいと言って、シールケはワニ兵士の気(オド)から逆探知を試みる。 なんとか見つけた敵の術者の元へ、セルピコが跳躍、一閃!一振りで数人の術者の首を跳ね飛ばす。が、 死んだ術者から霧のような不可思議な物質が流れ出す。それの行き着く先にあるモノを目撃したセルピコは、慌てて一同に待避を叫ぶのだった。





今回の話は、前回から引き続きワニ兵士を相手にした戦闘中心。相変わらずイシドロが強い。が、そんなことよりも注目は、 狂戦士の鎧と対話(と言うような生易しい感じではないが)をしながらワニ兵士と切り結ぶガッツだ。

実際問題、これまでのは単体の使徒を「狩る」事を物語の力点にしていたことで、ガッツ対使徒という一対一のバランスが保たれていたのに対して、 グリフィス指揮下に戦魔兵という形で使徒が徒党を組んで現れるようになってからは、そのバランスが明らかに崩れてしまっていた。 加えてガッツのリミッターを解除する禁断の魔法アイテム「狂戦士の鎧」の投入と、 使徒単体の強さの低減とガッツの強さの強化がほぼ同時に行われた結果、少年漫画的敵のインフレがかなり懸念されていた。

今回、狂戦士の鎧を制御しながら戦うガッツを描くことによって、1、ガッツの強さにかなりの制限を加えることに成功している。2、 狂戦士の鎧に呑み込まれてしまうかもしれないという、緊迫感が画面に加わった。特に後半では、 どうやらガッツは長時間狂戦士の鎧を制御できないことが示唆されているので、ますます腕力・技的な強さではなく、 精神的な強さを求められることになりそう。剣の道を探求する剣士のような心理描写が増えるのかも。最近は心理描写が等閑だったので、 これはこれで歓迎。

それにしても視線一つでワニ兵士を退散させた少年は、相変わらず謎すぎる。最後の見開きの生物も謎すぎる。……てーか、「海に登場した」 ことといい、「ワニを従えている」ことといい、「象のような鼻を持っている」ことといい、これってインド伝承の怪物マカラ(Makara)か?

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posted by 仙道勇人 at 07:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ベルセルク
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